【事故事例】ソロキャンプを安全に!実際のキャンプ事故事例を参考に学ぶこと
目次
最近ブームというよりかは日本の文化になりつつある「ソロキャンプ 」。テレワークも定着しつつあり、自分時間が増えた今年こそはソロキャンプを始めたい!と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方でキャンプ人口が増えて、事故もたくさん起きております。
事故には様々な原因がありますが、今回は実際の事故事例を参考にして未然に事故が防げるようにしましょう。
キャンプ事故のジャンル
普段キャンプやソロキャンプ行なっていると、なかなか事故を起こしたり遭遇することは少ないかもしれません。
キャンプ場のマナーをよく守りキャンプを行えば、そこまで神経質に注意する必要はないかもしれませんが、それでも年々キャンプ場での事故は増えて来ております。
キャンプ場では以下の5つのジャンルに分けられます
・水難事故
川の急な増水や中州へのキャンプサイトの設営には十分気をつける必要があります。普段は水深が浅く全く危険のなさそうな川でも急な大雨などで一気に増水して牙をむくことがあります。河口は小雨でも上流は大雨で水量が一気に増すこともあります。
・熱中症
夏のキャンプで注意しないといけないポイントの一つに熱中症があります。
夏キャンプではまずタープで木陰をつくり、直射日光を避けるエリアをサイト内に造ることが一番重要です。
・食中毒
夏場のキャンプでは食中毒にも注意が必要です。暑い季節ですので肉の保冷が甘くなりバーベキューのお肉が悪くなるということもあると思います。
多少悪くてもおなかの調子が悪くなる程度で済むこともありますが体調によっては重篤化もあると思うので注意が必要ですね。
・ガスボンベ爆発
キャンプアイテムの花形の一つ。ガスバーナー。
非常に便利でキャンプには無くてはならないアイテムの一つです。但しガス器具ですので使い方を誤ると爆発事故など重大な事故に繋がることもあります。
また古いガス器具や安心できないよくわからないメーカーのものなどはガス漏れからの爆発の危険があるので、安心できるガスバーナーを使いましょう。
(参考)キャンプでのガス器具の使い方に関しては一般社団法人日本石油機器工業会さんのホームページにとても詳しく掲載されています。
・テント内一酸化炭素中毒
キャンプで死亡事故に繋がるような重大事故が起こる一番の原因は一酸化炭素中毒です。
換気の環境の無いテント内などでガス器具を使用すると、一酸化炭素が発生します。これは非常に危険で死にいたる可能性が非常に高い危険な行為です。
冬キャンプにてテント内が寒い時はガス器具を使うときは要注意です。
どうしてもガス器具を使いたいときに一酸化炭素警報機が売っているので必ず準備したほうがいいです。1,000円程度で命の危険から守ってくれますよ。
2:キャンプの実際の事故事例
今回は実際に起こった、3つの事故をご紹介します。
悲しい事故ではありますが、明日は我が身と思って、同じ過ちが起きないように注意しながらキャンプすることを心がけましょう。
①ガス缶の爆発事故
事故の概要は次のとおりです。
キャンプでのガス爆発事故
24日午前9時40分ごろ、静岡県沼津市西浦江梨のキャンプ場「大瀬テント村」で、キャンプ客が使用していたガスのカートリッジボンベが爆発し、男女2人がやけどを負った。
沼津市消防本部によると、男女はいずれも19歳で、男性は顔と上半身、女性は顔と腕、足にやけどを負った。意識はあるという。2人はドクターヘリ2機で搬送された。
(中略)
カートリッジ式のガスボンベが爆発し男女2人がやけどを負った事故で、負傷した男性が「火を付けようとしたら爆発した」と直後に話していたことが同日、県警沼津署への取材で分かった。
出典 : jwssnews
ガスが漏れていることに気付かず、着火しようとして引火してしまったようです。使い慣れているものでも使用前にきちんとガス漏れがないか確認しましょう。
②増水による事故
川沿いのキャンプ場、海沿いのキャンプ場、河原のキャンプ場等、水辺のキャンプ場はたくさんあります。
しかし水際ということで危険もたくさん。
事故の概要は以下です。
神奈川県山北町中川のキャンプ場「ウェルキャンプ西丹沢」で1日夜、母子3人が増水した川に流された事故で、3人は2日朝までに2~4・5キロ下流で遺体で見つかった。
(中略)
3人は夫で会社経営の慎也さん(43)と4人で1日からキャンプ場を訪れ、車で川を渡ったところにある「アドベンチャーゾーン」という四輪駆動自動車専用のキャンプサイトにテントを張っていた。
1日夜に降り始めた大雨を警戒し、メーンキャンプ側に車で川を渡って避難しようとしている最中に川が増水し、車が横転。慎也さんは窓を蹴破り子供を車外に出したが流され、ルミさんも流されたという。
出典 : 産経ニュース
これは管理者側の責任が大きいですが、川沿いのキャンプ場は水害の危険が潜んでいます。
つまり、キャンプ場のオーナーやイベント主催者も、その危険性を十分に考慮しておく必要があります。
③冬キャンプの引火事故
冬キャンプは暖を取るためにガス器具や、焚き火など火を多く使います。
そこで起きてしまったのが以下になります。
概要は以下になります。
福岡県篠栗町のキャンプ場で17日深夜、テントが全焼する火災が発生し、中で寝ていた69歳の男性会社員が死亡する事故が発生した。
(中略)
「寝袋のそばでカセットボンベを使うガスストーブを使用していて、気付かない間に燃え移ってしまったとみられる。
寝袋は綿の入ったナイロン製で、引火しやすい素材だった。テントが跡形もなく全焼してしまうほど、一気に燃え盛ってしまったようだ」と話す。
出典 : 東スポweb
こちらは69歳男性、ソロキャンプということで、かなりのベテランである可能性が高いです。
ソロで冬キャンプをしている時点で、少なくとも初心者ではないでしょう。
しかしながら、火をつけっぱなしで寝てしまうという初歩的なミスにより、事故を発生させてしまいました。
寝る前は必ず火を消すようにしましょう。
電気ストーブなどはタイマー機能もあり、安全に暖を取りながら寝ることができます。
商品名:アイリスオーヤマ 電気ストーブ 速暖 転倒時電源OFF 400W/800W 2段階切替 遠赤外線ヒーター アイボリー IEHD-800
3:まとめ
いかがだったでしょうか。キャンプ中の事故やトラブルは思いがけない時に起こるもの。少しの注意と配慮で回避することができます。周りを見回し、自分の持ち物には責任を持ち、共同の場所という認識を持って、これらからのキャンプを楽しみましょう!